
ピロルリアと精神症状
精神症状を発症している人の中には、クリプトピロール(kryptopyrroles)という生体内化学物質の異常な生成が生じている人がいます。 クリプロピロールもしくはピロール(パイロール)は、ヘモグロビン合成の際の副産物です。ヘモグロビンの合成・代謝における先天異常の結果HLP(Hydroxyhemopyrrolin)そしてクリプトピロール(KPU、2,4dimethyl-3-ethylpyrrole)が同様に上昇します。ほとんどの人は、体内に循環しているクリプトピロールがあったとしても少量です。 クリプトピロールは、独特の異臭をもつ黄色い(藤色)液体で、体臭や口臭の原因になります。 尿中にクリプトピロールが高濃度に検出される状態を「ピロール尿症」といい、この患者さんを「ピロルリア」と呼びます。 <ピロルリアの症状> ・疲労 ・口臭 ・神経消耗 ・体臭(わきがなど) ・不眠 ・多動 ・記憶障害 ・錯乱 ・うつ ・気分動揺 ・思考力低下 ・歯のエナメル質が弱い(虫歯になりやすい) ・上顎歯列が

DPPⅣ酵素の重要性
DPPⅣ(Dipeptidyl Peptidase-4)はグルテンやカゼインを分解する酵素であるため栄養療法では消化酵素剤としてサプリメンテーションします。 しかし、この酵素はグルテンやカゼインを分解するだけではありません。以下のペプチドを活性または不活性(分解)する働きもあります。 ・ペプチドYY ・ニューロペプチドY ・膵臓ポリペプチド ・エンテロスタチン ・サブスタンス-P ・成長ホルモン分泌促進因子 ・プロカルシトニン ・GIP ・グルカゴン様ペプチド1 ・グルカゴン様ペプチド2 ・PHM(Peptide histidine methionine) ・インターロイキン1β、2、3、5、8、10、11、13 ・ブラジキニン DPPⅣ酵素は行動と生理機能、空腹感、のどの渇き、消化機能、食欲、成長、痛覚と触覚知覚、真菌類の抑制、全般的な免疫機能、カルシウム代謝などの影響があるペプチドを調節しています。 *特定の音に敏感である場合や、消化管の痛みを訴える自閉症のお子さんなどでは、DPPⅣ酵素に問題がある場合があります。 *ニューロペプチドYがDD

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今回から本格的なリカバリープログラムとしてDr.Amy Yaskoプロトコールを学びます。まずはSTEP1として以下をお話しします。 ①健康的な食事や神経学的な炎症を惹起する興奮毒素の排除・制限(グルタミン酸、グルタミン、アスパラギン酸、アスパルテームなど)に焦点を当てます。神経伝達物質GABAやグルタミン酸のバランスを助ける食事の変更は、神経学的炎症を軽減します。 ②リチウムを含んだミネラルのバランスを整えます。 ③SHMT、CBS、ACATのサポート ④近道の経路のBHMTのサポート ⑤からだの解毒のための準備として消化器官を強化するサポートをします。 *参加登録は画像をクリックして下さい↓ <ウェビナー参加費>
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