
Dr.Jun Suzuki DDS
私は小学校のころから、以下の症状で悩んでいました。
・偏頭痛(小学校の頃から)
・腹痛や下痢(小学校の頃から)・・・入院したこともある
・夕方のひどい眠気、日中にもあくびが止まらない(小学校の頃から)
・眼圧亢進(中学生の頃から)
・ひどい動悸
・慢性疲労(働き出してから)
あまりにも動悸がひどく、夜床に就くと、心臓が天井まで飛び上がっているのではないかと思うくらいの症状でした。
そして、いよいよ仕事にも支障をきたすようになってきたため、仕事を早退し病院に駆け込みました。
心電図から甲状腺機能、ウィルス性肝炎まですべて調べてもらいました。
その結果を見て医師は・・・「問題ないです。様子を見てください。」
・・・そんなわけはない!こんなに苦しいのに異常なしだなんておかしい!!
それから僕の勉強の日々が始まりました。自分の体を治したいからです。
勉強していく中で、たどり着いたところ、それはオーソモレキュラー(分子整合栄養医学)でした。
「からだは様々な酵素の触媒する化学反応の連続である。その酵素の活性を起こすには、補酵素や補因子(ビタミンやミネラル)が必要である。」
この学んだことは、かつて大学時代に軽はずみに見ていた生化学の問題でした。
医師や歯科医師は大学時代に、生化学や分子生物学、栄養学を学びます。しかし、そのことが人体の疾病に対するもっとも重要で根本的な解決策になるとは思ってもいないのです。ですから、覚えるだけ覚えて、国家試験が終われば忘れてしまうのです。
その後、自分自身で様々な検査を実施し、導き出した自分の症状が以下の通りです。
・反応性低血糖症
・副腎疲労症候群(アドレナルファティーグ)
・慢性的な水銀の蓄積
・甲状腺機能亢進
・慢性食物アレルギー
小学校、中学校、高校とサッカーを本格的にやっていました。そして、大学に入ってからはゴルフ部に入りかなりストイックな練習を行っていました。
大学を卒業し、地元で歯科医院に勤務しましたが、ゴルフ中心の生活は変わりませんでした。
しばらくして、地元の同級生たちと夜な夜な集まり暴飲暴食を繰り返していました。それでも以前から持っていた症状(偏頭痛や腹痛、下痢など)はあったものの、別に重篤な症状は現れませんでした。
妻と付き合いだし、一緒に住み始めた頃からゴルフの練習量やコースへ出る回数も激減しました。
すると、今まで感じたことのない動悸や疲労感に襲われ始めたのです。
そして、我慢していましたが、いてもたってもいられず病院へ駆け込んだというわけです。
症状が悪化した原因は、今までと変わらない食習慣(甘いもの、炭水化物、コーヒーが大好き)であるにもかかわらず、生活習慣が変わり、糖を消費する割合が激減したことが原因のひとつであるとも考えられます。
こういった環境や生活週間の急激な変化は副腎疲労(アドレナルファティーグ)を悪化させたわけです。
幼いころから甘いものが大好きでしたので、そのころから低血糖症であったのでしょう。下痢ばかりしていましたので腸管も非常に悪い状態であったことが推測できます。
症状が幼いころから存在する人はそれがふつうであると感じ、さほどつらくはないようです。これは鉄欠乏性貧血の女性にも言えることです。急激に貧血が進行する、妊娠後などはとくに症状が強く感じられるはずです。これがいわゆる「産後うつ」の原因のひとつです。
また、幼少の頃より、ヨウ素が添加された卵を毎日食べていました。母がよいと思っていたからです。
結果、甲状腺機能亢進につながった可能性もあります。毛髪メタル検査によってヨウ素過剰が発覚し、ヨウ素を多く含む海藻やヨウ素を添加された卵を排除したところ、知らない間に改善していました。
小学校のころは、母が牛乳が体にいいという洗脳からか、常に牛乳を飲まされていました。しかし、私はたびたび下痢を起こしていました。腸炎であろうということで入院したことも数回あります。大人になってからも相変わらず牛乳を摂取していたのですが、下痢を度々起こしていました。
「あなたは腸が弱いから」 「冷えたんだよ」
などと親に言われ続ける毎日でした。
慢性食物アレルギーIgG検査では、牛乳などの乳製品に非常に高い反応を示していました。
下痢をするのも当たり前であったのです。また、このことが頭痛などにも関連していたのでしょう。
さらに、尿経路から有害重金属を測定すると、水銀、鉛が非常に高濃度に検出されました。このことも、副腎疲労(アドレナルファティーグ)に拍車をかけていたと考えられます。
歯科治療の中で、アマルガム合金を切削削除する場面があったこと、幼少より赤チン(マーキュロクロム液)を大量に塗布していたことなどが原因であると考えられます。
私の場合はEDTAやDMSAやαリポ酸などを用いて積極的にキレーション治療を行いました。
そのなかでもある程度は改善しました。
以前の自分とはまるで別人のようになりました。
しかし、それでも何かおかしいところがある・・・
そしてメチレーション関連遺伝子の変異を調べ、Dr. Amy Yaskoプロトコールを実践しました。
このようなアプローチを自分自身に施しているうちに、本当の意味で以前と比べてまるでうそのように体調が改善してきました。
私にも遺伝的なメチレーション機能の低下を起こす因子があったのです。
これを知らずによいと思われる栄養療法を実践してもいまひとつ改善しない原因がまさにこの事でした。
キレーションに使用していたDMSAは私には合わないものだったのです。
同じようなこのような症状をかかえているが、病院にいっても相手にされない、不定愁訴である原因不明であるとただのストレスではと煙たがられている患者さんは非常に多いはずです。
事実、私自身がそうでしたから!!
私は自分と同じように苦しんでいる方々を助けたいと考え、多くの学会(海外の学会も含む)に参加し、多くの海外の著名な科学者・医師の論文や著書を読みあさりました。様々な知識を身につけ、実際に栄養療法専門外来を立ち上げ多くの患者さんを診ています。そして、常に勉強を積んでいます。
とくに私にとって大きかったのは日本オーソモレキュラー医学会、北原健さんとの出会いでした。
Dr.Amy YasukoプロトコールやDAN!プロトコールを学び、自閉症スペクトラムに対するアメリカで行われている治療についての知識を深めました。EDELFOのEEG脳波検査・神経栄養因子・サイトカインを用いた治療に関してもそうです。
自閉症スペクトラムに対するサポートプログラムは、すべての精神神経疾患のサポートプログラムに通じる。
Dr. Amy Yaskoプロトコールはあらゆる疾患の回復プログラムとして用いる事ができると確信しました。
私の使命は日本においてアメリカや海外で実際に行われている治療法を、日本の患者さんや医師に伝えサポートする事である!
そして偶然にも世界自閉症啓発デーは私の誕生日と同じ日なのです。
これはもしかして・・・
私は自閉症のお子さんたちの未来を明るいものにするために尽くすべき運命である!
そう悟りました。
現代の日本のスタンダードな自閉症治療は基本的には投薬による薬物療法です。統合失調症、精神神経疾患に対する治療ではなおさらでしょう。
しかし、悲しいことに薬物療法では改善はしません。
アメリカなど海外では、もっと原因を追求し、からだに優しく改善を目指す術があります。
しかし、バイオメディカル検査の種類の乏しさや薬事法による問題などもあり日本では血液検査による基準値にあてはめた診断・投薬しかしないということも問題点です。悪く言えば、ベルトコンベアーに乗せられて機械的に診断・投薬されるといった感じでしょう。
神経変性疾患のサポートは根気が必要です。神経の周囲に電気伝導を効率化させるための鞘(ミエリン)があります。このミエリンの形成が低メチル化が原因となり重金属・グルタミン酸・ウィルスなどによって形成が不十分になっているのが自閉症やその他の神経変性疾患です。再ミエリン化させるまでに9ヶ月以上かかります。その後も、再び
蓄積が起きないようにケアしなくてはなりません。短距離走ではなくまるでマラソンのようにです。
さあ一緒に走り出しましょう。
走り出さなければ決してゴールは近づきません。
私が一緒にゴールまで御供いたします。
私は自分自身が苦しんで悩みぬいた経験・これまで蓄積した知識や経験・これからも学んでいく知識を生かし、この素晴らしい自閉症回復プログラムであるDr. Amy Yaskoプロトコールの実施をサポートすることによって多くの悩める方々の助けになれたらと願っております。
Dr.Jun Suzuki


